ゲシュタルトとはまとまりのことです。
感情のゲシュタルトとは感情のまとまりです。
色々な感情が混ざり合っているのではなく、それぞれの感情が鎖のように結びついて存在している、つまり,
例えば、3歳の時の「悲しみ」の感情と10歳の時の「悲しみ」の感情は「悲しみの鎖」となってガッチリと結びついて記憶されているということです。
このようにして、私たちの感情は、知らず知らずのうちに同じ感情同士がくっついて記憶されているというわけです。
例えば5歳の時に可愛がっていたペットが死んで大きな悲しみを経験した人は、16歳で2匹目のペットを失った姉である自分とペットを初めて失った8歳の妹さんでは心に受けた悲しみは妹さんと比べて大きくなるといううわけです。
ただし、この姉妹はお二人とも可愛がっていたペットを失ったことの悲しみは大きいです。
つまり、感情のゲシュタルトとは7歳以下に受けた悲しみ、恐怖、などのネガティブな感情は雪だるま式に、心に与える大きさが大きくなると考えられています。
逆に言えば7歳以下にこれらのネガティブな感情がなければ、大人になってからのネガティブな感情はそれほど大きくはならないと考えられているというわけですね。